「女性の品格」
![]() | 女性の品格 (PHP新書) (2006/09/16) 坂東 眞理子 商品詳細を見る |
ずいぶん話題になっている本だったし、読んだことのある方もいらっしゃるかと思います。
私もようやく読むことができました。
思ったより時間をかけずに読むことができました(だからこそ多くの人が手にとって読まれたのでしょうけど^^;)。
こんなにすぐ読めちゃうんだったら、もっと早く読めばよかったなー、なーんて。
ボリュームもさることながら、わかりやすく、また興味をひかせ方が上手いのでしょう。
感想ですが、よかったと思います。
内容自体に目新しさはないのですが、「品格」というキーワードが目新しかったのでしょう。
共感できることも多く・・・というか、私はほとんど共感することができました。
自分自身もそうそう、と思うところが多かったので、基本的に著者と似ているところがあるのかもしれません。
しかし、それが「品格ある生き方」と言われると、「そうだっけ?」とは思うのですけどね。
あえていうなら、「大人の生き方」かなあ。
人生それなりに経験すると、こういうスタンスになってくるのが、まともな人なんじゃないかな、という感じ。
小見出しと内容が少しずれてるなあ、と思うところもありました。
出だしで何か言い切っているので「そうかな〜」なんて思いながら、よくよく読むと、「ああそういう趣旨ならわかる」というところがほとんどだったり。
(読む前にamazonのレビューで確認したら、えらく星の数がばらけていたのですが、星の低い評は、それは最初の言い切りに対するところで拒否反応がでて、その後の文脈を汲み取れてない感じのものが多かったような気がする。)
以下、共感できたところ、新たに知ったこと等、抜粋。
[ ]の中は、ワタシのコメントです。
・品格ある国家は品格ある個人の存在が前提になります。品格ある一人一人の個人があってこそ、品格のある家庭が、品格ある企業が、品格ある社会が成り立つのです。その逆ではありません。まず個人の品格ありきです。
[↑本当にそのとおりだと思います。
食品偽装事件、各種未払問題等、モラル上どうなの?と思う事件が、多発している昨今。それらの事象が発生する根っこは、究極には一人一人のモラルの問題に行き着くと思います。
そして、どうしてこうモラルを持っていない人が増えたか。
(格差問題や負け組という言葉が象徴するように)自分を不遇な立場と思う人が増えた、見栄えに気をとられるあまり心のあり方や物事の本質を見ない人が増えた(一言で「見栄え」と書きましたが、このことを例に挙げると本当に枚挙に暇がないと思う。お金や地位、ブランド、容姿・・・。今、日本人が、これらのことに注いでいるパワーのすごさったら。)、一言で言うと自分の頭で考えない人が増えた。
見本となるモデルがないこともその理由のひとつで、本書はそのひとつのモデルを示したという点で、そしてそれが多くの人に興味を持ってもらえたという点で、非常に意味のある本だと思います。]
・礼状をこまめに書く 品格のある交際は、まず礼状を書くところから始まるといっていいでしょう。
(中略)これが習慣になると、礼状を書かないと気持ちが落ち着かなくなってきます。カードや封筒と切手を常備しておくと、必要なときにすぐ出せます。
(中略)会食だけではなく、ギフトをもらった、いい話を聞いた、本をもらった・・・礼状を出す機会はたくさんあります。相手の琴線にふれるような名文句の礼状を出そうとしているうちに、お礼のタイミングをのがさないようにしましょう。とにかく「書く」ことです。(以下、省略)
[↑気がつきませんでした。教えてくださってありがとうございます、という感じ。
筆者がオーストラリアで総領事をされていたとき、公邸のディナーに招待した人から必ずといってよいほど礼状が届いたのだそうです。
そういえば、私も礼状なんてとんと書いたことはないのですが、もらったことは2度ほどあります。ひとつは同じ世代のお友達で、もうひとつは大学の教授の奥様。そのときはそういう習慣がなかったこともあって「わざわざご丁寧なことで」なんて思ったけど、でもいただいて嬉しかったのは確か。ぜひ見習いたいと思います。・・・メモメモ]
・型どおりの挨拶ができる
(中略)昔から冠婚葬祭といわれる機会は、現在の社会生活では記念祝賀会、結婚式の披露宴、お葬式やお通夜、しのぶ会などでしょうか。(中略)
特に発言しなくてもいい一参加者の場合は、受付で招待状を出し、主催者に「今日はお招きありがとうございます。このたびはおめでとうございました(ご愁傷様でした)」と丁寧に言うだけです。長々と余計なことを言う必要はありません。主催者は、多くの招待客や会の進め方、準備状況に気を配らなければならないので忙しいのです。(中略)
スピーチや挨拶を求められたときは素直に受けましょう。「女らしい」遠慮しすぎは雰囲気を壊します。政治家など挨拶に慣れている人は、本当にうまいスピーチをしますが、それは少数です。飛びぬけてうまいスピーチをしようとすると負担になります。品格をもって型どおりにお祝いをのべて、型どおりに挨拶を言えばよいのです。(以下、省略)
[↑型どおりの挨拶ができればいいのですか。。。とワタシ的には目からウロコ。というのは、こういう場ではいつもおどおどしていたような気がするから。気の聞いた話ができないことにコンプレックスを持ち気味だったワタシ。型どおりの挨拶ができればよい、というアドバイスをいただくことで、少し肩の力を抜けた気がしました。
なお、この次に、型どおりのお祝いの述べ方も教えてもらえます。]
・敬語の使い方
(中略)それほど親しくない人からは、敬語は使ってもらわなくてもいいから、せめて丁寧語で話しかけられたいと思います。(中略)「です」「ます」が適当です。学校では年上や目上の人には敬語を使いましょうと教えられましたが、私は敬語と言うのは、年齢や地位にあわせて使い分けるより、相手との距離感に応じて使い分けるべきだと思います。
それほど親しくない人と会うときは、何はともあれ敬語を使いましょう。たとえ相手が年下であろうと職場の地位が低い場合であろうと、よほど親しくなるとまでは敬語か丁寧語を使うべきです。(中略)
仕事における初対面の場面で、こちらが買う立場や選ぶ立場だと相手は最上級の敬語を使います。(中略)それに対して、(中略)カジュアルな口を利いていてはいけません。(中略)自分が強い立場、上の立場でもそれを当然として大きな顔をするのではなく、相手を立てる言葉が自分の品格を高めるのです。相手の敬語には同格以上の敬語で応じましょう。(以下、省略)
[↑実は、これは実践できてました。相手との距離感に応じて使い分けてたんだけど・・・でも、それを無意識的にしてたこと。自分のことは、守りのしゃべり方をする人だな〜とどちらかというと否定的な面もあると思っていたので、改めて、こう言われると、普通にしてて自信を持っていいのかな、と思えました。]
・よい客になる
(中略)客はお金を払うのだから何を言っても何を要求してもよいのだと誤解している人もいます。(中略)たしかにお客の要求に十二分に応えてお客を満足させるのがプロだという考え方もあります。しかしそれは供給側の心がまえで、客はそれに甘えてはいけません。客も好まれる客として振舞うように努力すれば、大事にされますし、品格も上がります。(以下、省略、この後に、よい客となるための行動指針が具体的に書かれています。)
[↑どういう商品を扱ってる店かにもよると思うのですが、客の基本的な心がまえとしてはそのとおりですよね。
売り手だろうが買い手だろうが、同じ人格ある人間が行っている行為であり、どちらが偉いとかどちらが仕えるとかという関係にはないはず。今は、「お金」というものに価値があると思われているから、お金の払い手の方が偉いように錯覚しがちだけれど、実際のところ、個々の取引(あえて「お買い物」とはいいません)は売り手と買い手の合意のもとで行われる交換行為にすぎないのですから。例えば、ものの供給が過小な状態、つまりこちらがほしいと思っていても売ってもらえない状態を想像すれば、「お客様は神様」と客側が思うことの滑稽さがわかるかと思います。]
・行きつけのお店をもつ
(中略)買い物は匿名の方が気楽と考える人がいますが、それでは行儀が悪くなりがちです。自分が何者か知られた場所で買い物をしているといい客になろうとします。いい店でいい客として行動していると客としての品格がでます。
[↑この本の「第四章 品格のある暮らし」の前半の買い物時の行動や、お金の使い方に関するものは、ずいぶん共感できました。ただ、この部分は、自分が成長するにしたがって身につけた考え方で、買い物やお金の使い方に慣れない、経済力の乏しい、モノに対する情報やこだわりも少ない、若いときは、そうは思ってなかったです。品格、というけれど、衣食足りての品格かなという感想も持ちました。
ただ、後半の文化面に関するものは、どちらでもいいかな〜、という感じのものが多かったです。]
・目の前の仕事にふり回されない
忙しいことは「自分がもてるあかし」「自分が重要人物のあかし」と思って、「忙しい、忙しい」と口癖にしている人がいます。(中略)しかしそれでも工夫次第で仕事をコントロールすることはできます。仕事に追い回されていると、品格のある生活はできませんし、本当にいい仕事もできません。
仕事が多すぎて毎晩深夜までかかる、土曜日曜も休めないという時期が慢性的に続くなら工夫が必要です。第一の工夫は、誰か別の人に仕事を分担してもらうことです。自分がしないとこの仕事は誰もできないと思い込んでいるかもしれませんが、部下や後輩、パートの人でも誰にでもやってもらうのです。はじめは教える手間がかかって自分でやったほうが早いと思うでしょうが、少し我慢していると、自分の自由になる時間が増えていることに気がつきます。不思議なことに、しばしば仕事を抱え込んで大変な思いをしているときより、人にまかせるほうが「あの人は後継者を育てている」と評価されます。他の人に仕事を回したら自分が職場でいらなくなる?そんな理由で忙しがっていてはいけません。自由になった時間で他の人ができない仕事をするのです。余力がないと新しい仕事はできません。仕事にふりまわされている時は見えない全体の動きが見えます。(以下、省略)
[↑この項目は本当に気づきになりました。仕事と時間の話はきってもきれない話。他の人にスキルアップしてもらうことが自分の評価につながる、とか、リーダーにはゆとりが必要、とかいうのは心にとめておきたいと思いました。]
・品格ある国家は品格ある個人の存在が前提になります。品格ある一人一人の個人があってこそ、品格のある家庭が、品格ある企業が、品格ある社会が成り立つのです。その逆ではありません。まず個人の品格ありきです。
[↑本当にそのとおりだと思います。
食品偽装事件、各種未払問題等、モラル上どうなの?と思う事件が、多発している昨今。それらの事象が発生する根っこは、究極には一人一人のモラルの問題に行き着くと思います。
そして、どうしてこうモラルを持っていない人が増えたか。
(格差問題や負け組という言葉が象徴するように)自分を不遇な立場と思う人が増えた、見栄えに気をとられるあまり心のあり方や物事の本質を見ない人が増えた(一言で「見栄え」と書きましたが、このことを例に挙げると本当に枚挙に暇がないと思う。お金や地位、ブランド、容姿・・・。今、日本人が、これらのことに注いでいるパワーのすごさったら。)、一言で言うと自分の頭で考えない人が増えた。
見本となるモデルがないこともその理由のひとつで、本書はそのひとつのモデルを示したという点で、そしてそれが多くの人に興味を持ってもらえたという点で、非常に意味のある本だと思います。]
・礼状をこまめに書く 品格のある交際は、まず礼状を書くところから始まるといっていいでしょう。
(中略)これが習慣になると、礼状を書かないと気持ちが落ち着かなくなってきます。カードや封筒と切手を常備しておくと、必要なときにすぐ出せます。
(中略)会食だけではなく、ギフトをもらった、いい話を聞いた、本をもらった・・・礼状を出す機会はたくさんあります。相手の琴線にふれるような名文句の礼状を出そうとしているうちに、お礼のタイミングをのがさないようにしましょう。とにかく「書く」ことです。(以下、省略)
[↑気がつきませんでした。教えてくださってありがとうございます、という感じ。
筆者がオーストラリアで総領事をされていたとき、公邸のディナーに招待した人から必ずといってよいほど礼状が届いたのだそうです。
そういえば、私も礼状なんてとんと書いたことはないのですが、もらったことは2度ほどあります。ひとつは同じ世代のお友達で、もうひとつは大学の教授の奥様。そのときはそういう習慣がなかったこともあって「わざわざご丁寧なことで」なんて思ったけど、でもいただいて嬉しかったのは確か。ぜひ見習いたいと思います。・・・メモメモ]
・型どおりの挨拶ができる
(中略)昔から冠婚葬祭といわれる機会は、現在の社会生活では記念祝賀会、結婚式の披露宴、お葬式やお通夜、しのぶ会などでしょうか。(中略)
特に発言しなくてもいい一参加者の場合は、受付で招待状を出し、主催者に「今日はお招きありがとうございます。このたびはおめでとうございました(ご愁傷様でした)」と丁寧に言うだけです。長々と余計なことを言う必要はありません。主催者は、多くの招待客や会の進め方、準備状況に気を配らなければならないので忙しいのです。(中略)
スピーチや挨拶を求められたときは素直に受けましょう。「女らしい」遠慮しすぎは雰囲気を壊します。政治家など挨拶に慣れている人は、本当にうまいスピーチをしますが、それは少数です。飛びぬけてうまいスピーチをしようとすると負担になります。品格をもって型どおりにお祝いをのべて、型どおりに挨拶を言えばよいのです。(以下、省略)
[↑型どおりの挨拶ができればいいのですか。。。とワタシ的には目からウロコ。というのは、こういう場ではいつもおどおどしていたような気がするから。気の聞いた話ができないことにコンプレックスを持ち気味だったワタシ。型どおりの挨拶ができればよい、というアドバイスをいただくことで、少し肩の力を抜けた気がしました。
なお、この次に、型どおりのお祝いの述べ方も教えてもらえます。]
・敬語の使い方
(中略)それほど親しくない人からは、敬語は使ってもらわなくてもいいから、せめて丁寧語で話しかけられたいと思います。(中略)「です」「ます」が適当です。学校では年上や目上の人には敬語を使いましょうと教えられましたが、私は敬語と言うのは、年齢や地位にあわせて使い分けるより、相手との距離感に応じて使い分けるべきだと思います。
それほど親しくない人と会うときは、何はともあれ敬語を使いましょう。たとえ相手が年下であろうと職場の地位が低い場合であろうと、よほど親しくなるとまでは敬語か丁寧語を使うべきです。(中略)
仕事における初対面の場面で、こちらが買う立場や選ぶ立場だと相手は最上級の敬語を使います。(中略)それに対して、(中略)カジュアルな口を利いていてはいけません。(中略)自分が強い立場、上の立場でもそれを当然として大きな顔をするのではなく、相手を立てる言葉が自分の品格を高めるのです。相手の敬語には同格以上の敬語で応じましょう。(以下、省略)
[↑実は、これは実践できてました。相手との距離感に応じて使い分けてたんだけど・・・でも、それを無意識的にしてたこと。自分のことは、守りのしゃべり方をする人だな〜とどちらかというと否定的な面もあると思っていたので、改めて、こう言われると、普通にしてて自信を持っていいのかな、と思えました。]
・よい客になる
(中略)客はお金を払うのだから何を言っても何を要求してもよいのだと誤解している人もいます。(中略)たしかにお客の要求に十二分に応えてお客を満足させるのがプロだという考え方もあります。しかしそれは供給側の心がまえで、客はそれに甘えてはいけません。客も好まれる客として振舞うように努力すれば、大事にされますし、品格も上がります。(以下、省略、この後に、よい客となるための行動指針が具体的に書かれています。)
[↑どういう商品を扱ってる店かにもよると思うのですが、客の基本的な心がまえとしてはそのとおりですよね。
売り手だろうが買い手だろうが、同じ人格ある人間が行っている行為であり、どちらが偉いとかどちらが仕えるとかという関係にはないはず。今は、「お金」というものに価値があると思われているから、お金の払い手の方が偉いように錯覚しがちだけれど、実際のところ、個々の取引(あえて「お買い物」とはいいません)は売り手と買い手の合意のもとで行われる交換行為にすぎないのですから。例えば、ものの供給が過小な状態、つまりこちらがほしいと思っていても売ってもらえない状態を想像すれば、「お客様は神様」と客側が思うことの滑稽さがわかるかと思います。]
・行きつけのお店をもつ
(中略)買い物は匿名の方が気楽と考える人がいますが、それでは行儀が悪くなりがちです。自分が何者か知られた場所で買い物をしているといい客になろうとします。いい店でいい客として行動していると客としての品格がでます。
[↑この本の「第四章 品格のある暮らし」の前半の買い物時の行動や、お金の使い方に関するものは、ずいぶん共感できました。ただ、この部分は、自分が成長するにしたがって身につけた考え方で、買い物やお金の使い方に慣れない、経済力の乏しい、モノに対する情報やこだわりも少ない、若いときは、そうは思ってなかったです。品格、というけれど、衣食足りての品格かなという感想も持ちました。
ただ、後半の文化面に関するものは、どちらでもいいかな〜、という感じのものが多かったです。]
・目の前の仕事にふり回されない
忙しいことは「自分がもてるあかし」「自分が重要人物のあかし」と思って、「忙しい、忙しい」と口癖にしている人がいます。(中略)しかしそれでも工夫次第で仕事をコントロールすることはできます。仕事に追い回されていると、品格のある生活はできませんし、本当にいい仕事もできません。
仕事が多すぎて毎晩深夜までかかる、土曜日曜も休めないという時期が慢性的に続くなら工夫が必要です。第一の工夫は、誰か別の人に仕事を分担してもらうことです。自分がしないとこの仕事は誰もできないと思い込んでいるかもしれませんが、部下や後輩、パートの人でも誰にでもやってもらうのです。はじめは教える手間がかかって自分でやったほうが早いと思うでしょうが、少し我慢していると、自分の自由になる時間が増えていることに気がつきます。不思議なことに、しばしば仕事を抱え込んで大変な思いをしているときより、人にまかせるほうが「あの人は後継者を育てている」と評価されます。他の人に仕事を回したら自分が職場でいらなくなる?そんな理由で忙しがっていてはいけません。自由になった時間で他の人ができない仕事をするのです。余力がないと新しい仕事はできません。仕事にふりまわされている時は見えない全体の動きが見えます。(以下、省略)
[↑この項目は本当に気づきになりました。仕事と時間の話はきってもきれない話。他の人にスキルアップしてもらうことが自分の評価につながる、とか、リーダーにはゆとりが必要、とかいうのは心にとめておきたいと思いました。]
- [2008/03/07 04:53]
- そしてワタシは成長したか? |
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