結婚を考える −その3・ワタシの決断−

で、この「結婚を考える」記事シリーズでは、「結婚」についての自分の意見なるものを展開してみたいわけでありますが、その前に、こういったものは、なぜ、本人がそういう考えに至ったか、ということ、つまり、その人の経験によって、意見が形成されているという面が大きいと思うのですね。
なので、自分の経験を秘して、ただ意見を書くのは、説得力にも欠けますし、読み手に対してフェアではないとも思いますので、ワタシの個人的な結婚体験談を書いてみることにします。



私の結婚したのは24歳。
親しい友人の中では、もっとも早い結婚でした。
そして、私が早く結婚した、ということに、周囲はかなり驚きました。
私は、キャリアウーマン系の女性になって、結婚をするとしても晩婚だろう、というイメージだったのだろうと思います。
ついでに、私は、学生時代からつきあっていた彼氏ではない別の男性と結婚をしました。これも周囲には驚きだったろうと思います。

そして、その頃、私と今のダンナの共通の友人がいたのですが、その友人数名に「本当にあの人と結婚するの!?」というコメントをもらいました。「早まらない方がいいんじゃない?」とのコメントももらいました。
私のダンナは友人は少なからずいる方だったのですが(逆に私の方は友人は少なかったのですが)、そういう評判だったのか!と私の方がびっくりしたくらい。
まあ、実際のところ、私も、初めてお目にかかったときの印象はあまりよくなかったように覚えています。まさか結婚相手に選ぼうとは思いもしなかった。

で、なんで、私はそのとき結婚したのか。
一言で言えば、私は本当に「結婚したい!それも『今』したい!」と思ったのですね。23歳の頃のことです。

その頃の私は、自分をとても不幸だと思っていました。
大学を卒業して実家に戻り、つきあってくれる友人ががたっと減りました。
彼氏はいたわけですが、私はもともと恋愛至上主義というわけでもなかったので。
で、友人が減った理由というのは、私自身がプーだったから、私の方が友人を避けていたというのも一因だったと思います。
そして、実家に住んでいたのですが、仲の良い夫婦だと思っていた両親が、実はいろいろ問題を抱えていた、ということもわかって、実家から出たくてたまらなくなったのでした。

そして、私は、自分のそんな不幸な状態、というのが、一生続くものではないとはわかっていました。
待てば、自分にも仕事も見つかるし、そうすれば実家だって出れる、ということもわかっていました。
でも、幸か不幸か、私は待てない性格の人間だったのです。

こんな状態から今すぐ脱したい。
結婚すれば、この状態をリセットできるのに。
短絡的な私は、そう考えました。

実は私はもともと結婚願望がありませんでした。
そんな私に突如芽生えた結婚願望。
計算高い私は、これを利用しない手はない、と思いました。

そのときの私は冴えない人生を送っていました。(自分ではそう思い込んでいました)
例えば、学生時代の自分は、もうちょっと輝いていたのです。そのとき、私が気がついていたのは、ちょっとお化粧をして、ノリが良く、楽しそうにしていれば、男性の友人はできる、ということ。
だから、きっと、この冴えない状態をいつか脱したら、きっと男性の友人も多くできるだろう、と思っていました。
さらにあつかましいことに、私はたぶん、20歳代後半にはキャリアウーマンとして成功して、かなりモテる女性になっているだろう、と予想していました。
でも。きっとそうなったら、私は、「(顔にも心にも)お化粧をして、収入がある」状態の私を好きな人の中から、相手を選ぶことになるのだ、と思いました。そして、もし、自分がモテる女性になっていたら、きっと自分を幸せにしてくれる相手を一人選ぶことは難しいに違いない、と思いました。
それより、私は、今の冴えない状態の私とでも結婚してくれる人と、結婚したい、と思いました。
それには、『今』、結婚をしなければ。そう考えました。

また、逆説的ですが、私は自分が恋愛向きじゃない、ということに気づいていました。
誰々さんを好いたり惚れたりって話が面倒だと思っていました。本当に好きなのかとか、この気持ちはなんだろうとか、自分の気持ちをもてあますのが面倒くさい。
まあ、誰かを勝手に好きになるのはかまわないのですが、そこから両想いになるのが面倒くさい。なにより駆け引きが苦手だし。
おつきあいが始まったところで、いつかお別れするときになるんじゃないかと、しなくてもいい妄想をするのが面倒くさい。
実際お別れしたくなったときはなったときで、いろいろ算段しなくちゃならないのが面倒くさい。
正直、もう無駄に恋愛をしたくない、という気持ちは、ありました。
そう考えれば、結婚、というのは、いい制度です。一生続くことを前提に婚姻届を出すわけですから。

それから、それと同時に、どうせ結婚するなら、人より早く結婚したい、という気持ちも芽生えました。
誤解してほしくないのですが、これは、優越感に浸りたかったわけではありません。
友人に先に結婚生活の話を聞かされて、それが、私の結婚生活のイメージを侵食してくるのがイヤだったのです。
私には、私にふさわしい結婚生活がある。他の人も素敵な結婚生活をするのだろうけど、それは、たぶん私に真似できるものではないかもしれない。他人の幸せな結婚生活を基準にすると、私は結婚という重要な選択を誤る可能性があると、考えました。

そう考えたとき、最初に浮かぶのは、当然、当時、おつきあいしていた彼氏でした。
帰ってきた返事は、「待って」、ということ。
まあ、当然でしょう。就職して一、二年目。社会人としてがんばらなくてはならないところで、結婚なんてその次。今思えば、当然の返事だと思うのですが。
しかし、当時の私はどうして待たなきゃいけないのか、わかりませんでした(まあ、自己チューもはなはだしい性格ですわね。ほほほ)。

そんなとき、一友人であった男性(今のダンナ)に、自分は結婚したいという話や、自分は結婚したらこんな生活を送りたい、という話をダラダラと話しつくしました。私は、結婚しようが、子どもを産もうが、自分が働ける状況にある限り、働きたい人だから、と言いきりました。
そうすると、その人も、自分の結婚観や自分の彼女のこと、これまでつきあってきた彼女のこと、実家は結婚を期待して待っている、などいろいろと話をしてくれました。その人は、結婚しても、共働きがいい。生活費は自分が稼いでくるから、奥さんには一緒に遊ぶお金を稼いでほしい。所帯じみた夫婦じゃなく、ずっと一緒に遊べる夫婦でいたい。みたいな、内容でした。

そうしているうちに、ですね。
その、その人の描いている結婚生活の方が、当時おつきあいしていた彼氏から推測される結婚生活より、私にとってしっくりくるものにイメージできてきたんですね。
そうすると、自然に心変わりがしてきました。現金なものですが。

で、彼氏には「もっと好きな人ができた」と告げ、そして、その人には「彼氏に『もっと好きな人ができた』と言ってきた」と告げました。
そのときから、私が一緒に時間を過ごす相手が変わりました。

そして、どちらからともなく、結婚に至るまでの段取りを打ち合わせ始めていました。
知り合ってから付き合い始めるまで半年強、付き合い始めてから結婚するまで半年強のスピード結婚でした。
そうそう、付き合い始めてから、2ヵ月後くらいで、私は、実家になんのかんの理屈をつけて、一人暮らしをしていたその人の家に、転がり込んでいます。
うまくいえないのですが、そのとき、結婚に至る方向で、びゅんびゅん風が吹いていたように思います。
私もダンナも、なんで結婚したの?と聞かれると、「勢い」もしくは「タイミング」と答えていました・・・。

まあ、ギャンブルみたいな結婚でした。
しかも「お互い嫌いになったらちゃんと離婚しようね」の宣言付きだったような気がします。
でも、ふりかえってみれば、相手に賭けた、という思いがあるからこそ、続いている、ということもあるかもしれません。

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結婚を考える −その4・ワタシの決断のその後−

前記事を読んでくださって、どう思われましたでしょうか? コメントいただかなかったので、よくわからないのですが、打算的な感じに見えたか...

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まじめさ

拝読して、自分自身と自分の人生への‘まじめさ’を感じました。もちろん、若さという勢いも。ひとこともお書きになっていませんが、おそらく、さちまねきさんもつれあいさんも、とても魅力ある人物であることが確信できます。相互に異性としてすてきだったんだなぁとおもいます。

hattoriさんへ

素敵なコメントありがとうございます。
よいイメージで見てくださってとっても嬉しいです^^
言われてみれば、「若さ」は大きかったかもしれませんねえ。
ダンナのことを「すてき」とストレートに思うことはあまりないのですが(^^;)、人間としてよくできているなあ、と感心することはよくあります。
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Author:さちまねき
2005年11月に長男を出産し、2006年4月より職場復帰したWorkingMotherです。

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(最近は、自分の育てられ方をふりかえったり、日々の発見を披露したり、世の中のことで思うことを書き綴ってみたり、背伸びした内容になってしまうことも多いです^^;。)
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