イクジな日々、おシゴトな時間。

「会社での仕事」そして「育児」という2つのおシゴトに追われながらも、「子の成長」そして「私自身の成長(いわゆる「育自」^^)」を楽しんでいきたいと考えている、Working Motherが綴るblogです。
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本の感想「突然、僕は殺人犯にされた」

スマイリーキクチさんの書かれた「突然、僕は殺人犯にされた」を読みました。
私は本の感想をいつもはブクログにメモしてるのですが、この本は、ネット生活をしている皆さんが読んだ方がいい本のような気がしたので、こちらのブログの方で紹介いたします。

さて、スマイリーキクチさん、と言って、お笑い芸人さんなんですけど、読者さんはご存知でしょうか。
我が家では「ボキャブラ天国」を毎週観ている同居人がいたので、私はスマイリーキクチさんのことはそこで知っていました。どんな芸風だったのかとかすっかり忘れてましたが、あのいつもニコニコした表情と、スマイリーという芸名がマッチしていて、印象には残っていました。

この方が1999年頃から、ネット掲示板で、ある殺人事件の犯人の加害者の一人であるというデタラメの書き込みをされ始めたのだそうです。それが10年にもわたって続いたのだとか。(私もどこかで読んだことがあるような気もする…)

誹謗中傷のひどさに、警察や弁護士に相談するも、頼りになる人はなかなか見つからず。しかし、2008年になって刑事課に行って、初めて、頼りになる警部補と出会い、最終的には、特にひどい書き込みをした19名を特定することができます。但し、最終的には全員不起訴処分になるのですが。
この本には、その時々の心情とともに、その経緯が綴られています。


これは酷い、と思いました。この人のあったネット中傷被害というのは、個人で遭うものものとしては最悪の部類なんじゃないでしょうか。

実は、ごめんなさい、私、有名人の方がある程度中傷被害に合うのって、しようがないことなんじゃないかと思っていました(←ちなみに、それは私が匿名でブログを書いている理由のひとつだったりします)。自分の個人情報を開示して、TVなりネットなりに姿をさらし言動をするというのは、中傷リスクを上回るいいことがあるからやるんだと思っています。そのいいことっていうのは、宣伝効果かもしれないし、単に自己顕示欲かもしれないし、それは人によっていろいろだろうけど。

でも、この誹謗中傷は酷過ぎる。
まず、その殺人事件というのが、凶悪・凄惨なことで有名な事件であること(逆に言えば、好奇の目で見る、興味をそそられる、という一部の人もいること)。
それから、スマイリーキクチさんの有名さがビミョーであること。私が知ってたくらいだから、知ってる人は知っているでしょうけど、かと言ってそれほど露出の多いタレントさんでもなかったように思います。その知名度のビミョーなところが逆にネットのデタラメな書き込みに妙な信憑性を与えたような気がします(←あくまで個人的な感想です。スマイリーさん、もし読んでたら、ごめんなさい)。

ちなみに、私も、ネットでスマイリーキクチさんのそういう情報(そのときはデマかどうかわからなかった)を目にしたことはあるような気がします。その後、ググってみたくなるほど、興味を示したかどうかは覚えていません。

この本を読んで、有名人の方だからって、こんな被害にあっていいわけがない、と思えました。
事実にもとづいた批判をされるリスクっていうのはあると思うんです、名前を出して活動する人は。(私はネットでは本名を出さない派です。リアルの世界とは切り離した、自由な場所で、自分を表現したいから。本名は出してないけど、継続的にこの名前で活動しているから、批判されるリスクはあるわけですが、ここで表現したことをリアルな世界で人格的に批判されるってことはないでしょ)
でも、事実に基づいていない中傷っていうのは、どんな人であってもされていいはずがない。それはイジメです。

また、怖いと思ったことは、
ネットで書きこまれたこと、って伝播して、信憑性を帯びてくる、
ってことだと思います。
多くの人が言ってるから、真実なんだ、と聞き手が勘違いするんですね。でも、出所は結局1つで、そこがそもそもデタラメだった、ということもある。結構、これ、しばしばあることなのだろうと思います。(もしかすると、私たちが情報だと思ってるものの大半はそういう種類のものなのかもしれないし)

もうひとつは、知らず知らずに自分が加害側にまわっていないだろうか、ということも考えさせられました。
イジメって、それがおもしろいから、っていう動機もあるだろうけど、それが正しいことだからという思い込みから始まることもあるんですよね。そのとき、それが本当に正しいかどうかという自己批判なしに。
後者の動機から始まるイジメに加担してしまうリスク、というのは、私にはあるように思いました。
中には、スマイリーさんが殺人犯だというデマを本当のことだと思い込み、「許せない」という義憤から始まった書き込みをした人もいたようです。(逆に、デマだとわかってたけど、おもしろかったから書きこんだ、という人もいたようですが。)

スマイリーキクチさんは、加害者の責任感のなさ、ということにも憤ってらっしゃいました。
当然ですよね。
情報発信している全てのネットユーザーは、公に発言しているという意識を持っていなければなりません。
(自戒をこめて)

この本には、「特別付録 ネット中傷被害に遭った場合の対処マニュアル」も付いています。
経験者のまとめたこれは、いざというときのために、目を通しておくのがいいかも。お役立ちです。

ということで、この本、インターネットで活動している人、全ての人にお勧めする本です。
加害者にならないために、無意識で加害に加担しないために、そして、万一被害を受けたときのために。
また、好奇心をそそる内容だと思うので、読み進めやすいと思います。
芸人さんが書いたこともあって、文章も読みやすいですし。
この本を読んで、理性を持ったネットユーザーさんが増えてほしい、と思いました。
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  :事務職のフルタイムワーカー。2005年に男児、2010年に女児を出産。
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  :外のお仕事も家のお仕事も頑張ってくれています。
★息子(8歳♂)
  :2005年生。食アレっ子ですが、食べられるものは増えてきました。
★娘(3歳♀)
  :2010年生。いつのまにか成長している我が家のお姫様。

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